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『たたかいの中に』
ふりがな文庫
『
たたかいの中に
(
たたかいのなかに
)
』
母を飢えさせ 妻子を飢えさせ 幼き弟を稼がせて どうやら俺のいない家が保たれている 「飢死の自由」は九尺二間の長屋を占領し 共同井戸の水さえくさってまずい 芋を煮て 仏壇に捧げようとも 心から、真に生命の極から 諦めぬうらみをこめて手向けと …
著者
今野大力
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約2分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
極
(
きわみ
)
鳴
(
めい
)
侵
(
おか
)
溶
(
と
)
飢死
(
うえじに
)