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『幻燈』
ふりがな文庫
『
幻燈
(
げんとう
)
:
《幼な日の思ひ出のために》
(
《おさなひのおもひでのために》
)
』
せるろいどのやうにふるへる むかしむかしのお姫さまよ 童話の向ふから童話のやうに掌をあげて 黒びらうどの青い喪服がよく似合ふ あれあれ木馬もお通りなさる がたがた首をゆさぶり はげ落ちた灰色の眼で何を見つめるのやら みんなみんな蒼白いせるろ …
著者
森川義信
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約1分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
蒼白
(
あをじろ
)
喪服
(
もふく
)
幻燈
(
げんとう
)
後
(
あと
)
木馬
(
もくば
)