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『休日に』
ふりがな文庫
『
休日に
(
きゅうじつに
)
:
――工場に働く女工さん達に捧ぐ――
(
――こうじょうにはたらくじょこうさんたちにささぐ――
)
』
胸一杯に吸いこんだ空気 甘い甘い麦のかおり何故となくきれぎれに思い出てはあとかたもなく消えて行く 幼ない時の楽しい思い出 一月目に見る村の麦畑の何んと伸々と変っていることだろう 風呂敷包を下げ胸をふくらせ 休日の久方ぶりに村の本道を帰って来 …
著者
藪田忠夫
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
初出
「田園の花 第3号」1932(昭和7)年5月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約6分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
瞳
(
め
)
亦
(
また
)
内
(
うち
)
姉妹
(
きょうだい
)
故里
(
ふるさと
)
貴女
(
あなた
)