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『わが児に』
ふりがな文庫
『
わが児に
(
わがこに
)
』
坊や、私は今お前を見る お母さまの側にそい寝して居るお前を見る 何と云うこましゃくれた相だ 何と云う不思議な生物だ それが十ヵ月前に生れたあのみにくかった肉塊か 母の胎内から外にとび出して さながら世の中を馬鹿にしたように一しゃくりくしゃみ …
著者
加藤一夫
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
初出
「民衆」1918(大正7)年2月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約6分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
凡
(
すべ
)
相
(
すがた
)
内容
(
なかみ
)
小母
(
おば
)
生命
(
いのち
)
紙鳶
(
たこ
)