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『巡礼紀行』
ふりがな文庫
『
巡礼紀行
(
じゅんれいきこう
)
』
きびしく凍りて、 指ちぎれむとすれども、 杖は絶頂にするどく光る、 七重の氷雪、 山路ふかみ、 わがともがらは一列に、 いためる心山峽たどる。 しだいに四方を眺むれば、 遠き地平を超え、 黒き眞冬を超えて叫びしんりつす、 ああ聖地靈感の狼ら …
著者
萩原朔太郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約1分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
絶頂
(
いただき
)
四方
(
よも
)
夕餐
(
ゆふげ
)
疾走
(
はし
)
切齒
(
はがみ
)
山峽
(
はざま
)