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『良子』
ふりがな文庫
『
良子
(
よしこ
)
』
「お嬢ちやん大きくなつたらお嫁に行くんでせう?……」良子の家に毎日やつてくる真つ赤な顔や手の魚屋の小僧は、いまお祖母ちやんが鉢を出しに奥へ行つたと思ふとそんなことを云つた。 「いやーよ。」さう云ふなり良子は、走つて台所と物置との間の、狭い通 …
著者
中原中也
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約7分(500文字/分)
朗読目安時間
約11分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
顰
(
シカメ
)
蟇蛙
(
ヒキガヘル
)
祖母
(
ばあ
)
縁
(
ふち
)
魚
(
さかな
)