トップ
>
『蚤』
ふりがな文庫
『
蚤
(
のみ
)
』
蚤という昆虫は夏分になると至るところに居るが、安眠を妨害して、困りものである。 生れ故郷の村にも蚤は沢山いたが、東京という大都会には蚤なんか居ないだろうと想像して、さて東京に来てみると、東京にも蚤が沢山いた。 それは明治二十九年時分の話で、 …
著者
斎藤茂吉
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約6分(500文字/分)
朗読目安時間
約9分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
性
(
たち
)
口
(
くち
)
瓶
(
びん
)
蛹
(
さなぎ
)
雄
(
おす
)
雌
(
めす
)