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『カンナとオンナ』
ふりがな文庫
『
カンナとオンナ
(
)
』
ひぐらしの鳴き声が涼しい。 わたしは、わたしのテーブルの前に坐って料理をし、客はわたしのテーブルの前に坐っていた。 わたしは、料理をいつも自分で作りつつ食べ、客にもすすめる。 客は詩人であった。 どんな詩をつくるのかわたしは知らぬ。その詩人 …
著者
北大路魯山人
ジャンル
技術・工学 > 家政学・生活科学 > 食品 料理
初出
「独歩」1953(昭和28)年
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約7分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
了
(
おわ
)
中
(
うち
)
坐
(
すわ
)
手許
(
てもと
)
木屑
(
きくず
)