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『茸狩り』
ふりがな文庫
『
茸狩り
(
きのこがり
)
』
松茸の出るころになるといつも思い出すことであるが、茸という物が自分に対して持っている価値は子供時代の生活と離し難いように思われる。トルストイの確か『戦争と平和』だったかにそういう意味で茸狩りの非常に鮮やかな描写があったと思う。 自分は山近い …
著者
和辻哲郎
ジャンル
哲学 > 東洋思想 > 日本思想
初出
「思想」1936(昭和11)年11月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約6分(500文字/分)
朗読目安時間
約9分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
寂
(
じゃく
)
松茸
(
まつたけ
)
湛
(
たた
)
灌木
(
かんぼく
)
鈍色
(
にびいろ
)