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『線路』
ふりがな文庫
『
線路
(
せんろ
)
』
カラリと晴れた冬のまひるであった。私は町へ出る近道の鉄道線路を歩いていた。若い健康な全身の弾力を、両方の掌にギュッと握り締めて左右のポケットに突込んで……。 静かな静かな、長い長い落ち葉林の間を中途まで来ると、行く手に立っていた白いシグナル …
著者
夢野久作
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「探偵趣味」1927(昭和2)年1月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約7分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
吼
(
ほ
)
措
(
お
)
聳
(
そび
)
裡
(
うち
)
轢
(
ひ
)