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『西東』
ふりがな文庫
『
西東
(
にしひがし
)
』
路上で煙次郎と草吉が出会つた。草吉は浮かない顔付であつた。 「どうした?顔色が悪いな。胃病か女か借金か?」 「数々の煩悶が胸にあつてね、黙つてゐると胸につかへて自殺の発作にかられるのだ。誰かをつかまへて喋りまくらうと思つてゐたが、君に出会つ …
著者
坂口安吾
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「若草 第一一巻第一〇号」1935(昭和10)年10月1日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約5分(500文字/分)
朗読目安時間
約8分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
先
(
せん
)
害
(
そこな
)
底
(
てい
)
主人
(
あるじ
)
悄
(
しお
)
悪手
(
あくしゅ
)
甜
(
な
)
草吉
(
くさきち
)