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『発掘した美女』
ふりがな文庫
『
発掘した美女
(
はっくつしたびじょ
)
』
恋わずらい 梅玉堂は東京で古くから名のある菓子店である。その当主はよくふとっていたが、神経衰弱気味であった。見合をしたのが発病の元であった。 むろん初婚ではない。梅玉堂は五十三だ。死んだ先妻には大学生の倅をはじめ三人の子供が残されていた。 …
著者
坂口安吾
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「講談倶楽部 第五巻第四号」1953(昭和28)年11月10日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約29分(500文字/分)
朗読目安時間
約47分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
分
(
ぶ
)
仇
(
あだ
)
倅
(
せがれ
)
初音
(
はつね
)
梅玉
(
ばいぎょく
)
米
(
メートル
)