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『足』
ふりがな文庫
『
足
(
あし
)
』
寝台車に一通り荷物の仕末をして、私は食堂車にはいっていった。暑くてとても眠れそうになかったので、ビールの助けをかりるつもりだった。ビールを飲めば、後で却って暑くなることは分っていたが、どうせ暑いんだから、多少酔った方がごまかしがつく……とそ …
著者
豊島与志雄
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「新小説」1925(大正14)年9月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約8分(500文字/分)
朗読目安時間
約14分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
床
(
ゆか
)
夢現
(
ゆめうつつ
)
守宮
(
やもり
)
踝
(
くるぶし
)
音
(
ね
)
飛白
(
かすり
)