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『好意』
ふりがな文庫
『
好意
(
こうい
)
』
河野が八百円の金を無理算段して、吉岡の所へ返しに来たのは、何も、吉岡の死期が迫ってると信じて、今のうちに返済しておかなければ………とそういうつもりではないらしかった。河野の細君にはそういう気持が多少働いてたかも知れないが、河野自身には少しも …
著者
豊島与志雄
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「改造」1924(大正13)年9月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約40分(500文字/分)
朗読目安時間
約1時間7分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
側
(
はた
)
切迫
(
せっぱ
)
噯気
(
おくび
)
紙幣
(
さつ
)
顳顬
(
こめかみ
)