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『坑夫の子』
ふりがな文庫
『
坑夫の子
(
こうふのこ
)
』
発電所の掘鑿は進んだ。今はもう水面下五十尺に及んだ。 三台のポムプは、昼夜間断なくモーターを焼く程働き続けていた。 掘鑿の坑夫は、今や昼夜兼行であった。 午前五時、午前九時、正午十二時、午後三時、午後六時には取入口から水路、発電所、堰堤と、 …
著者
葉山嘉樹
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「解放」1926(大正15)年5月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約12分(500文字/分)
朗読目安時間
約20分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
掘鑿
(
くっさく
)
撓
(
たわ
)
擡
(
もた
)
熄
(
や
)
稍
(
やや
)
鑿
(
のみ
)