モスクワ日記からモスクワにっきから新しい社会の母あたらしいしゃかいのはは
一九三〇年九月×日。 予約出版物の用事で「アガニョーク」社へ出かけた。白樺の粗末な板塀についた切り戸から入るようになっている。(普請中で。) この間は人足が泥をほじっていた横の空地がもうちゃんと子供の遊場になっている。砂場、ブランコ、滑り台 …