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『人魂の一つの場合』
ふりがな文庫
『
人魂の一つの場合
(
ひとだまのひとつのばあい
)
』
ことしの夏、信州のある温泉宿の離れに泊まっていたある夜の事である。池を隔てた本館前の広場で盆踊りが行なわれて、それがまさにたけなわなころ、私の二人の子供がベランダの籐椅子に腰かけて、池の向こうの植え込みのすきから見える踊りの輪の運動を注視し …
著者
寺田寅彦
ジャンル
自然科学 > 自然科学 > 科学理論 科学哲学
初出
「帝国大学新聞」1933(昭和8)年11月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約6分(500文字/分)
朗読目安時間
約10分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
間
(
けん
)
人魂
(
ひとだま
)
伊豆
(
いず
)
信州
(
しんしゅう
)
光芒
(
こうぼう
)
崖
(
がけ
)
彙報
(
いほう
)
溷濁
(
こんだく
)