トップ
>
『湯槽の朝』
ふりがな文庫
『
湯槽の朝
(
ゆぶねのあさ
)
』
三月廿八日、午前五時ころ、伊豆湯ケ島温泉湯本館の湯槽(ゆぶね)にわたしはひとりして浸つてゐた。 温まるにつれて、昨夜少し過した酒の醉がまたほのかに身體に出て來るのを覺えた。わたしは立つて窓のガラスをあけた。手を延ばせば屆きさうな所に溪川の水 …
著者
若山牧水
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約3分(500文字/分)
朗読目安時間
約5分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
終
(
つひ
)
惶
(
あわただ
)
其儘
(
そのまま
)
宿醉
(
ふつかよひ
)
湯槽
(
ゆぶね
)