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高尚
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けだか
ふりがな文庫
“
高尚
(
けだか
)” の例文
夫
(
そ
)
れより
起
(
おこ
)
りし
生道心
(
なまだうしん
)
などならば、かへすがへす
淺
(
あさ
)
ましき
事
(
こと
)
なり、
第
(
だい
)
一は
不憫
(
ふびん
)
のことなり、
中々
(
なか/\
)
に
高尚
(
けだか
)
き
心
(
こヽろ
)
を
持
(
もち
)
そこねて、
魔道
(
まだう
)
に
落入
(
おちい
)
るは
我々
(
われ/\
)
書生
(
しよせい
)
の
上
(
うへ
)
にもあるを
暁月夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
高尚
(
けだか
)
きに気を打たれ、円き眼を
瞠
(
みは
)
りて見詰めゐたりしが、再び老女に
磯馴松
(新字旧仮名)
/
清水紫琴
(著)
誠に品の
好
(
い
)
い
高尚
(
けだか
)
い顔。
画工と幽霊
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
返
(
かへ
)
す
團扇
(
うちは
)
に
思
(
おも
)
ひを
寄
(
よ
)
せし
時
(
とき
)
憎
(
に
)
くからず
打笑
(
うちゑ
)
みし
口元
(
くちもと
)
なんど、
只
(
たゞ
)
眼
(
め
)
の
先
(
さき
)
に
沸
(
わ
)
き
來
(
き
)
たりて、
我
(
わ
)
れ
知
(
し
)
らず
沈思瞑目
(
ちんしめいもく
)
することもあり、さるにても
何人
(
なにびと
)
の
住家
(
すまゐ
)
にや、
人品
(
ひとがら
)
の
高尚
(
けだか
)
かりしは
たま襻
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
白粉
(
おしろい
)
にはあるまじき
色
(
いろ
)
の
白
(
しろ
)
さ、
衣類
(
きもの
)
は
何
(
なに
)
か
見
(
み
)
とむる
間
(
ま
)
もなけれど、
黒
(
くろ
)
ちりめんの
羽織
(
はおり
)
にさらさらとせし
高尚
(
けだか
)
き
姿
(
すがた
)
、もしやと
敏
(
さとし
)
われ
知
(
し
)
らず
馳
(
は
)
せ
出
(
だ
)
せば、
扨
(
さて
)
こそ
引
(
ひき
)
こむ
彼
(
か
)
の
門内
(
もんない
)
、
車
(
くるま
)
の
輪
(
わ
)
の
何
(
なん
)
にふれてか
暁月夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
“高尚”の解説
高尚(こうしょう)は、知性や品格が高く上品なことである。高上ともいう。
「高尚な趣味」「高尚な議論」などという時に用いる。対義語は「低俗」「卑俗」「低劣」など。
(出典:Wikipedia)
高
常用漢字
小2
部首:⾼
10画
尚
常用漢字
中学
部首:⼩
8画
“高”で始まる語句
高
高価
高輪
高麗
高野
高原
高嶺
高山
高邁
高鼾