“黄子澄”の読み方と例文
読み方割合
こうしちょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
故にいわく、太祖の遺詔に、諸王の入臨をとどむる者は、太祖の為すところにあらず、疑うらくは斉泰黄子澄こうしちょうの輩の仮託するところならんと。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
帝のためひそかに図る者をばたれとなす。いわく、黄子澄こうしちょうとなし、斉泰せいたいとなす。子澄は既に記しぬ。斉泰は溧水りっすいの人、洪武十七年よりようやく世にづ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
帝のかたえには黄子澄こうしちょう斉泰せいたいあり、諸藩を削奪さくだつするの意、いかでこれ無くしてまん。燕王えんおうかたえには僧道衍どうえん袁珙えんこうあり、秘謀を醞醸うんじょうするの事、いかでこれ無くして已まん。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)