“黄八丈”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きはちじょう88.9%
きはちぢやう8.3%
キハチジョウ2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「エート、下着は何時いつものアレにしてト、それから上着は何衣どれにしようかしら、やッぱり何時もの黄八丈きはちじょうにして置こうかしら……」
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
この子をおほふのには黄八丈きはちぢやうの蒲団でも縮緬ちりめんでもまだ足るものとは思はないのに、余りに哀れな更紗さらさ蒲団であるなどヽ思ふのです。
遺書 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
リョウノ太キ格子コウシヘダテテ訪ネ来ル手ハ、黄八丈キハチジョウノ着物ニ鹿シボリノ広帯ヲ締メ、オ河童カッパニ三ツノアカキ『リボン』ヲ附ク、今ヨリ約十八年ノ昔ナリ。名乗リ出デヨ吾ガ双生児ノ同胞ハラカラ
三人の双生児 (新字新仮名) / 海野十三(著)