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鬼薊
ふりがな文庫
“鬼薊”の読み方と例文
読み方
割合
おにあざみ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おにあざみ
(逆引き)
ちよんぼりとある
薄
(
うす
)
い
眉
(
まゆ
)
は
何
(
どう
)
やらいたいけな
造
(
つくり
)
だけれども、
鬼薊
(
おにあざみ
)
の
花
(
はな
)
かとばかりすら/\と
毛
(
け
)
が
伸
(
の
)
びて、
惡
(
わる
)
い
天窓
(
あたま
)
でも
撫
(
な
)
でてやつたら
掌
(
てのひら
)
へ
刺
(
さゝ
)
りさうでとげ/\しい。
山の手小景
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
五月に、田村成義の口入れで秋山儀四郎に迎へられて、浪花座へきまつた菊五郎一座に加つて、大阪へ
初下
(
ハツクダ
)
りをした。「
鬼薊
(
おにあざみ
)
」の稲瀬川に出る恋塚求女の役であつた。
市村羽左衛門論
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
灌木はミヤマ
榛
(
はん
)
の木の
痩
(
や
)
せさらばひたるが
僅
(
わづか
)
に数株あるのみ、初めは草一面、後は
焦沙
(
せうさ
)
磊々
(
らい/\
)
たる中に、
虎杖
(
いたどり
)
、
鬼薊
(
おにあざみ
)
及び他の
莎草
(
しやさう
)
禾本
(
くわほん
)
を
禿頭
(
とくとう
)
に残れる二毛の如くに見るも、それさへ
失
(
う
)
せて
霧の不二、月の不二
(新字旧仮名)
/
小島烏水
(著)
鬼薊(おにあざみ)の例文をもっと
(5作品)
見る
鬼
常用漢字
中学
部首:⿁
10画
薊
漢検1級
部首:⾋
16画
“鬼”で始まる語句
鬼
鬼神
鬼魅
鬼子母神
鬼火
鬼灯
鬼門
鬼瓦
鬼婆
鬼気
“鬼薊”のふりがなが多い著者
小島烏水
泉鏡花
永井荷風
折口信夫