“飯臺”の読み方と例文
新字:飯台
読み方割合
はんだい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼(かれ)がふと思(おも)ひ出(だ)したやうに狹(せま)い戸口(とぐち)を開(あ)けて明(あか)るい外(そと)の埃(ほこり)に目(め)を蹙(しが)めて出(で)て行(い)つた時(とき)與吉(よきち)は慌(あわたゞ)しく飯臺(はんだい)の蓋(ふた)をした處(ところ)であつた。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「腹(はら)減(へ)つたら此處(こゝ)にあんぞ」といつてばたりと飯臺(はんだい)の蓋(ふた)をした。後(あと)で勘次(かんじ)は蒲團(ふとん)からずり出(だ)して見(み)たら、麥(むぎ)ばかりのぽろ/\した飯(めし)であつた。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
勘次(かんじ)は家(いへ)に戻(もど)ると飯臺(はんだい)の底(そこ)にくつゝいて居(ゐ)る飯(めし)の中(なか)から米粒(こめつぶ)ばかり拾(ひろ)ひ出(だ)してそれを煙草(たばこ)の吸殼(すひがら)と煉合(ねりあは)せた。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)