“戻”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もど87.9%
もと8.7%
もどり1.9%
かえ0.5%
0.5%
レイ0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
達二たつじは早く、おじいさんの所へもどろうとしていそいで引っかえしました。けれどもどうも、それは前に来た所とはちがっていたようでした。
種山ヶ原 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
正義を守るこれ成功せしなり、正義よりもとるまた正義より脱する(たとい少しなりとも)これを失敗という、大廈たいかくうそびえて高く
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
さるゝもいやさに默止もだしれば駕籠舁かごかき共は夫婦に向ひもし旦那もどり駕籠ゆゑ御安直おやすく參りやす何卒どうぞのりなされといひけるに浪人夫婦は是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
すなわち私はあとへ引っ繰りかえるということも想わなければ、前へ進むということも考えず、ただそうして頑是ない子供のように、単純に繰り返し繰り返し、自己の四十二年の屈辱の生涯を
陰獣トリステサ (新字新仮名) / 橘外男(著)
おもふまじ/\あだこゝろなく兄様あにさましたしまんによもにくみはしたまはじよそながらもやさしきおことばきくばかりがせめてもぞといさぎよく断念あきらめながらかずがほなみだほゝにつたひて思案しあんのよりいとあとにどりぬさりとてはのおやさしきがうらみぞかし一向ひたすらにつらからばさてもやまんを
闇桜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
一筋黒ク硫末ヲヒク 暴レイノ季節ヨ
逸見猶吉詩集 (新字旧仮名) / 逸見猶吉(著)