“間中”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あいだじゅう66.7%
あいなか11.1%
あひだぢう11.1%
あいだうち5.6%
あひだぢゆう5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この間中あいだじゅう、利根川の汎濫したため埼玉栃木の方面のみならず、東京市川の間さえ二、三日交通が途絶えていたので、線路の修復と共に
買出し (新字新仮名) / 永井荷風(著)
慾深き人の心と降る雪は積るにつけて道をわするゝと云う、慾の世の中、慾の為には夫婦の間中あいなかも道を違えます人心ひとごゝろで、其の中にもまた強慾ごうよくと云うのがございます。
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
世話せわにこそなれおんもなにもなきが、つねごろ種々さま/″\苦勞くろうをかけるうへにこの間中あひだぢうよりの病氣びやうき、それほどのことでもかりしを、何故なにゆゑうさぎて、こゝろにも所置しよちありしかもしれず
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「ところで、伊達さん、僕はこの間中あいだうちからあんたに話したいことがあったんだけれど、つい顔が合わないものだから」
田園情調あり (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
この間中あひだぢゆう、利根川の汎濫したゝめ埼玉栃木の方面のみならず、東京市川の間さへ二三日交通が途絶えてゐたので、線路の修復と共に
買出し (新字旧仮名) / 永井荷風(著)