“恩”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おん90.6%
めぐみ9.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おんくに当たって、いわば恩の部類について一言したい。四おんなるものはなにかとか、あるいは中には五おんおんと数える人もある。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
「おばさん、ありがとう、おばさん、ごおんわすれませんよ。わたしのちからでできることなら、おばさんになんでもいたします……。」
ある冬の晩のこと (新字新仮名) / 小川未明(著)
この月の日課なる馬太伝マタイでんうちには神の王国に就きて重要なる教へ多くあり。しゆのつとめは実にさかえあるものにして、之を守るものは、尤もさいはひにして尤もめぐみあるものとす。
主のつとめ (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
救はれた人は『めぐみの座』に出て来いと聴衆に——二三十人しか居らなかつた——云うたが、二三人のものはつか/\と出て行つたが、栄一にはその勇気が欲しかつた。