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野兎
ふりがな文庫
“野兎”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
のうさぎ
80.0%
やと
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
のうさぎ
(逆引き)
馭者台
(
ぎょしゃだい
)
には
野兎
(
のうさぎ
)
が長い耳をたらしてぶらさがっていたが、これは遠方の友人がこれから行われる
饗宴
(
きょうえん
)
のために贈ったものであろう。
駅馬車
(新字新仮名)
/
ワシントン・アーヴィング
(著)
森の奥から火を消すばかり冷たい風で、
大蛇
(
だいじゃ
)
がさっと追ったようで、遁げた
私
(
てまい
)
は、
野兎
(
のうさぎ
)
の飛んで落ちるように見えたということでございまして。
眉かくしの霊
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
野兎(のうさぎ)の例文をもっと
(8作品)
見る
やと
(逆引き)
松と松との
木
(
こ
)
の
間
(
ま
)
を、
野兎
(
やと
)
のごとく逃げ走ッていった男の影は見失ったが、その代りに、楊志は、思いがけない一トかたまりの
旅商人
(
たびあきんど
)
の仲間に出会った。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
やがて
土旋風
(
つちつむじ
)
の運んで来た人声やら馬蹄の音が、欅林の中にもけむり出した。将門とその家人に追われて来た扶方の伏兵共が、狩られる
野兎
(
やと
)
のように、あっちこっちへ逃げまどうのであった。
平の将門
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
野兎(やと)の例文をもっと
(2作品)
見る
野
常用漢字
小2
部首:⾥
11画
兎
漢検準1級
部首:⼉
7画
“野兎”の関連語
兎
兔
“野”で始まる語句
野
野原
野暮
野分
野面
野郎
野良
野路
野菜
野茨
検索の候補
山野兎
“野兎”のふりがなが多い著者
徳冨蘆花
ワシントン・アーヴィング
吉川英治
泉鏡太郎
横光利一
泉鏡花
豊島与志雄