“のうさぎ”の漢字の書き方と例文
語句割合
野兎100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とがめられた少女は、いきなりほうきを取り上げ、石炭函を抱えて、怯えた野兎のうさぎのようにそそくさと出て行きました。
森の中に、どこから出てきたのか、さるや、おおかみや、きつねや、野兎のうさぎや、鹿しかや、獅子ししや、たかや、わしなど、いろんな鳥やけだものが、あちらこちらにうずくまっているのです。
銀の笛と金の毛皮 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
四千坪の大部分は樹木とかや、雑草で、畑は一反足らずです。外遊中は人気ひとけがないので野兎のうさぎが安心して園に巣をつくりました。此頃ではペン多忙で、滅多めったくわは取りません。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)