“郭公”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かっこう47.1%
ほととぎす31.4%
ほとゝぎす7.8%
クワツコウ5.9%
かつこう2.0%
くわくこう2.0%
くわつこう2.0%
ポノキ2.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
谷あいの草原を飾る落葉松や白樺の夢のように淡いみどり、物寂びた郭公かっこうの声、むせぶような山鳩のなく音、谷の空を横さまに鳴く杜鵑ほととぎす
秩父の渓谷美 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
「聞く度に珍らしければ郭公ほととぎすいつも初音の心地こそすれ」と申す古歌にもとづき、銘を初音とつけたり、かほどの品を求め帰り候事天晴あっぱれなり
「そはけがたき事」とうちかたぶき打かたぶきするほどに、又も一声ひとこゑ二声ふたこゑうちしきれば、「あれが声を郭公ほとゝぎすとや。いかにしてさはおぼしつるぞ、いとよき御聞おんききざま」
すゞろごと (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
もう此頃になると、山はイトはしいほど緑に埋れ、谷は深々と、繁りに隠されてしまふ。郭公クワツコウは早く鳴きらし、時鳥が替つて、日も夜も鳴く。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
最も早く啼くのが郭公かつこうである、くわつくわう/\と啼く、鋭くして澄み
山寺 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)
もう郭公くわくこう鳥は鳴きませぬ。
沼の家 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)
郭公くわつこうは早く鳴き嗄らし、時鳥が替つて日も夜も鳴く。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
ことしも 郭公ポノキが鳴いてゐますね
古井戸のある風景 (新字旧仮名) / 金鍾漢(著)