“邑”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
むら51.7%
まち27.6%
ゆう10.3%
ムラ6.9%
いふ3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうして、女たちの刈りとった蓮積み車が、いおりに戻って来ると、何よりも先に、田居への降り道に見た、当麻のむらの騒ぎの噂である。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
こゝに谷は三叉みつまたをなし、街道はゲリジム山麓を西に折れてナブルスのまちに到る。余等はヤコブの井を見る可く、大道より右にきれ込む。
滄客の家は頗るゆたかであった。年は四十になったところで二人あるこどものうち、長男の吉というのは、十七歳でゆうの名士となり、次男もまたりこうであった。
劉海石 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
さうして、女たちの刈りとつた蓮積み車が、廬に戻つて来ると、何よりも先に、田居への降り道に見た、当麻のムラの騒ぎのウハサである。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
ここおいこれ追撃つゐげきして、つひうしなところ封内ほうない(三〇)故境こきやうりて、へいいてかへる。いまくにいたらず、(三一)兵旅へいりよき、約束やくそくき、誓盟せいめいしてしかのちいふれり。