遠方ゑんぽう)” の例文
數日すうじつ以來いらいかぜは、隨分ずいぶんすさまじいものであつたが、颶風タイフンつねとして、輕氣球けいきゝゆう幾度いくたびおなそらまわされてつたやうだから、左迄さまで遠方ゑんぽう氣遣きづかひはない、わたくしかんがへでは
うもみなさん遠方ゑんぽうところ誠に有難ありがたぞんじました、本来ほんらいならば強飯おこはかおすしでもげなければならないんですが、御承知ごしようちとほりの貧乏葬式びんばふどむらひでげすから、恐入おそれいりましたがなに差上さしあげませぬ
黄金餅 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)