“遠方人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おちかたびと66.7%
をちかたびと33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
父母が何を言っているとも知らぬ姫君が、うれしそうに走りまわるのを見て夫人の「遠方人おちかたびと」を失敬だと思う心も緩和されていった。
源氏物語:19 薄雲 (新字新仮名) / 紫式部(著)
遠方人おちかたびとの心(七夕のあまのと渡るこよひさへ遠方人のつれなかるらん)はどうであろうとお思いになり、ただ一人茫然ぼうぜんとしておいでになるのであった。
源氏物語:49 総角 (新字新仮名) / 紫式部(著)
行きて見て明日もさねこんなかなかに遠方人をちかたびとは心おくとも
源氏物語:19 薄雲 (新字新仮名) / 紫式部(著)
船とむる遠方人をちかたびとのなくばこそ明日帰りこんせなとまち見め
源氏物語:19 薄雲 (新字新仮名) / 紫式部(著)