“道草”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みちくさ91.7%
みちぐさ8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
余は麦畑に踏込む犬を叱(しか)り、道草(みちくさ)摘(つ)む女児を促(うなが)し、品川堀に沿うて北へ行く。路傍(みちばた)の尾花は霜枯れて、かさ/\鳴って居る。丁度(ちょうど)七年前の此月である。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎、徳冨蘆花(著)
この道(みち)は、毎日(まいにち)通(とお)らなければならぬ道(みち)でしたが、このときは、ただ太郎(たろう)一人(ひとり)でありましたから、右(みぎ)を見(み)たり、左(ひだり)を見(み)たりして、道草(みちくさ)をくってやってきました。
脊の低いとがった男 (新字新仮名) / 小川未明(著)
入(はひ)つて見(み)よう……今(いま)前途(ゆきさき)を聞(き)いたのに、道草(みちぐさ)をするは、と氣(き)がさして、燒芋屋(やきいもや)の前(まへ)を振返(ふりかへ)ると、私(わたし)に教(をし)へた時(とき)、見返(みかへ)つた、其(そ)のまゝに、外(そと)を向(む)いて、こくり/\と然(さ)も暖(ぬく)とさうな懷手(ふところで)の居睡(ゐねむ)りする。
松の葉 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)