“逸早”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いちはや98.3%
いつはや0.9%
すばや0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
本紙の逸早いちはやく報道したる処なるが果然、同校長は昨三日早朝、大阪市北区中之島付近の往来に泥塗れの乱れたるフロック姿を現わし
少女地獄 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
かかれば良縁のむなしからざること、ちようとらへんとする蜘蛛くもの糸よりしげしといへども、反顧かへりみだにずして、例の飄然忍びてはゑひの紛れの逸早いつはや風流みやびに慰み、内には無妻主義を主張して
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
迂濶うっかり知らないなぞと言おうものなら、使い方を見せようと、この可恐おそろしい魔法の道具を振廻されては大変と、小宮山は逸早すばや
湯女の魂 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)