“逸品”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いっぴん93.8%
いつぴん6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
乾雲、坤竜の二刀、まことに天下の逸品いっぴんには相違ない。だが、この刀がそれほど高名なのは、べつに因縁わけがあるのだと人はいいあった。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
しかもその九個が整然と同距離に按排あんばいされて、あたかも人造のねりものと見違えらるるに至ってはもとより天下の逸品いっぴんをもって許さざるを得ない。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
こは君逸品いつぴん古色ありと
古盃 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)