“身中”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みうち80.0%
しんちゅう10.0%
しんちゆう10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
又親里の事を誇りて讃め語る可らずとは念入りたる注意なり。いたずらに我身中みうちの美を吹聴ふいちょうするは、婦人に限らず誰れも慎しむ可きことなり。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
斯う云う奴のあるのは塾のめには獅子しし身中しんちゅうの虫と云うものだ。こんな奴が居て塾を卑劣にするのだ。以来新入生にあっ仮初かりそめにも左様さような事を云うと、乃公は他人の事とは思わぬぞ。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
庄吉 大かた獅子しし身中しんちゆうの蟲とでも云はれたのでござりませう。
近松半二の死 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)