さけ)” の例文
新字:
あいちやんはかへらうとしましたが、いかさけ女王樣ぢよわうさまのおこゑとほくにきこえたので、如何どうなることかとほも競技ゲームてゐました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
天の漸く明かに、海の漸く靜に、舟人遭難の事の漸く確實になりゆくと共に、周章の色は加はり來れり。小兒は捧げ持ちたりし十字架を地にゆだねて、泣きさけびつゝ母にすがりぬ。
「おまへ兄貴あにきだな、そんぢやえゝ、徒勞むだだ」といたはなたしめた。百姓ひやくしやう骨肉こつにくいたはりがさけをぎつとちからめてかせない。そんなおもひきつた手段しゆだんくははることは出來できないのであつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
怪我人けがにんたゞさけんだ。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)