“臥(が)” の例文
酔うて沙上に臥(が)するというのは道庵に於て、今に始まったことではない。医者の不養生をたしなめるのは、たしなめる者の愚である。
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
恥の感が彼女の身を引きしめて終(しま)いそうであった。しかし、ゆったりと臥(が)した「男」は答えなかった。
地上:地に潜むもの (新字新仮名) / 島田清次郎(著)
君が一年ばかり前から病臥(が)していたことはもとより知っていた。しかし、元来ねばり強く壮健な体質で、時々病臥しながらすぐ元気になる君を知っていたから、その再起は疑わなかった。
宇野浩二君を思う (新字新仮名) / 佐藤春夫(著)
興到レバ韻ヲ分ツテ詩ヲ賦シ、翰(かん)ヲ染メテ書画ヲ作ル。倦(う)メバ則(すなわち)アルイハ坐シ、アルイハ臥(が)シ、劇談一餉(しょう)、善ク戯謔(ぎぎゃく)シテシカモ虐ヲナサズ。モシ時事ノ得失人物ノ是非ニ渉(わた)レバ輙(すなわ)チ厭(いと)フベキヲ覚ユ。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
高眠(こうみん)して臥(が)すは誰ぞ
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
行(ぎょう)、住(じゅう)、坐(ざ)、臥(が)
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)