“打臥”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うちふ75.0%
うちふし12.5%
つッぷ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
心地すぐれざるも打臥うちふすほどにもあらねばめりとはいひがたし。やまいなくして病あるが如き身のさまこそいぶかしけれ。
矢はずぐさ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
父が後妻こうさいとし私がため繼母まゝはゝなりしも家は段々衰へて父は四年以前より苟且かりそめの病ひにて打臥うちふしたるが家の事打任うちまかせたる彼のお早どのは夫の病氣を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
そして、主人に聞えるように、同じところを何度も何度も繰返し読んでいるうちに、眠くなった。本に顔を押当てたなり、そこへ打臥つッぷしてしまった。
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)