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老女
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ろうじょ
ふりがな文庫
“
老女
(
ろうじょ
)” の例文
石見守
(
いわみのかみ
)
の
腹
(
はら
)
では、
吹針
(
ふきばり
)
の
試合
(
しあい
)
ではしょせんあの
老女
(
ろうじょ
)
に
勝目
(
かちめ
)
はないと考えていたので、この
出来事
(
できごと
)
はもっけのさいわいと思った。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
法師はきちんとすわり、持って来たびわをひきよせると、耳もとで
老女
(
ろうじょ
)
らしい声がしました。
壇ノ浦の鬼火
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
或
(
あ
)
る
夜
(
よ
)
社頭
(
しゃとう
)
の
階段
(
きざはし
)
の
辺
(
ほとり
)
に
人
(
ひと
)
の
気配
(
けはい
)
が
致
(
いた
)
しますので、
心
(
こころ
)
を
鎮
(
しず
)
めてこちらから
覗
(
のぞ
)
いて
見
(
み
)
ますと、
其処
(
そこ
)
には二十五六の
若
(
わか
)
い
美
(
うつく
)
しい
女
(
おんな
)
が、六十
位
(
ぐらい
)
の
老女
(
ろうじょ
)
を
連
(
つ
)
れて
立
(
た
)
って
居
(
お
)
りましたが
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
王子はいろいろ思い廻された上、遂にお
守役
(
もりやく
)
の
老女
(
ろうじょ
)
にわけを話して、
白樫
(
しらがし
)
の森に行けるような
手段
(
てだて
)
を相談されました。老女は
大層
(
たいそう
)
王子に同情しまして、いいことを一つ考えてくれました。
お月様の唄
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
大きなこうもりにふさわしい
黒衣
(
こくい
)
の
老女
(
ろうじょ
)
が、さッとすがって、うしろから竹童を
抱
(
だ
)
きすくめ
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
保養
(
ほよう
)
の
為
(
た
)
めに、この
娘
(
むすめ
)
が
一人
(
ひとり
)
の
老女
(
ろうじょ
)
に
附添
(
つきそ
)
われて、
三崎
(
みさき
)
の
遠
(
とお
)
い
親戚
(
しんせき
)
に
当
(
あた
)
るものの
離座敷
(
はなれざしき
)
に
引越
(
ひっこし
)
してまいりましたのは、それから
間
(
ま
)
もないことで、ここではしなくも
願掛
(
がんが
)
けの
話
(
はなし
)
が
始
(
はじ
)
まるのでございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
と、さっきの
老女
(
ろうじょ
)
の声が、また法師の耳もとでしました。
壇ノ浦の鬼火
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
“老女”の意味
《名詞》
高齢の女性。
武家で奥向きの侍女の長。
(出典:Wiktionary)
“老女”の解説
老女(ろうじょ)は、武家や公家で、侍女の筆頭である女性のこと。また、幕府女中の上臈御年寄、小上臈、御年寄の三役の総称として、老女という呼称が用いられた。
(出典:Wikipedia)
老
常用漢字
小4
部首:⽼
6画
女
常用漢字
小1
部首:⼥
3画
“老女”で始まる語句
老女達
老女修道者
老女史
老女子
老女役