“紙張”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かばり33.3%
かみばり33.3%
しちょう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
春になれば、並木の緋桜が婀娜あだっぽい花を咲かす五十間道路のとっつきから仲之町の方へ五六軒、麻の暖簾のれんも風雅な引手茶屋、紙張かばり行燈には、薄墨で
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
紙張かみばり立看板たてかんばんに、(浮世うきよなみ。)新派劇しんぱげきとあるのをた。浮世うきよなみに、ながつた枯枝かれえであらう。あらず、みづうみふゆいろどる、くれなゐ二葉ふたは三葉みは
魔法罎 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
十畳の間、真中に紙張しちょうが吊ってあって、紙張の傍に朱漆しゅうるし井桁いげたの紋をつけた葛籠つづらが一つ、その向うに行燈あんどんが置いてある。
大菩薩峠:07 東海道の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)