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疏
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そ
ふりがな文庫
“
疏
(
そ
)” の例文
明治四十二年再遊の際わたしは
疏
(
そ
)
水工事の竣成と共に河原の夕涼の恰もその前年より廢止せられた事を聞き、此を惜しみ悲しむのあまり
十年振:一名京都紀行
(旧字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
邱処機が元の太祖に奏した
疏
(
そ
)
に竜児の年三月日奏すとあり、元の時泰山に立てた碑に泰定鼠児の年、また至正猴児の年とあり
十二支考:11 鼠に関する民俗と信念
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
さて同じく詠ずるのでも、そこに差があって、『詩経』の
魏風
(
ぎふう
)
の
疏
(
そ
)
によると、楽器にあわせて詠ずるのが歌、伴奏なしで詠ずるのが謡であるといってある。
中世の文学伝統
(新字新仮名)
/
風巻景次郎
(著)
前後大律並びに
疏
(
そ
)
を講ずること四十遍、律抄を講ずること七十遍、軽重義を講ずること十遍、
羯磨疏
(
かつましょ
)
を講ずること十遍、三学三乗に通じて、しかも真理を求めてやまなかった。
古寺巡礼
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
故
(
ゆゑ
)
に
主
(
しゆ
)
に
愛
(
あい
)
せらるれば
則
(
すなは
)
ち
知
(
ち
)
當
(
あた
)
りて
親
(
しん
)
を
加
(
くは
)
へ、
主
(
しゆ
)
に
憎
(
にく
)
まるれば
則
(
すなは
)
ち
(一一〇)
罪
(
つみ
)
當
(
あた
)
りて
疏
(
そ
)
を
加
(
くは
)
ふ。
故
(
ゆゑ
)
に
諫説
(
かんぜい
)
の
士
(
し
)
は、
(一一一)
愛憎
(
あいぞう
)
の
主
(
しゆ
)
を
察
(
さつ
)
して
而
(
しか
)
る
後
(
のち
)
之
(
これ
)
に
説
(
と
)
かざる
可
(
べ
)
からざるなり。
国訳史記列伝:03 老荘申韓列伝第三
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
▼ もっと見る
前に
疏
(
そ
)
を
上
(
たてまつり
)
りて、諸藩を削るを
諫
(
いさ
)
めたる
高巍
(
こうぎ
)
は、言用いられず、事
遂
(
つい
)
に発して天下動乱に至りたるを
慨
(
なげ
)
き、書を
上
(
たてまつり
)
りて、臣願わくは燕に
使
(
つかい
)
して言うところあらんと請い、許されて燕に至り
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
帝は
猶
(
なお
)
北方憂うるに足らずとして
意
(
こころ
)
を文治に専らにし、儒臣
方孝孺
(
ほうこうじゅ
)
等
(
ら
)
と周官の
法度
(
ほうど
)
を討論して日を送る、
此
(
この
)
間
(
かん
)
に於て
監察御史
(
かんさつぎょし
)
韓郁
(
かんいく
)
(韓郁
或
(
あるい
)
は
康郁
(
こういく
)
に作る)というもの時事を憂いて
疏
(
そ
)
を
上
(
たてまつ
)
りぬ。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
疏
漢検準1級
部首:⽦
12画
“疏”を含む語句
分疏
弁疏
疏水
疏通
辯疏
注疏
義疏
上疏
註疏
溲疏
疏外
荘子注疏
観世音義疏
羯磨疏
疏末
維摩経義疏
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章疏
盂蘭盆経疏新記
疏音
...