“上疏”の読み方と例文
読み方割合
じょうそ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
家へ帰った王給諌は上疏じょうそして王侍御が不軌ふきはかっているといって、元豊から剥ぎとった服と冕を証拠としてさし出した。
小翠 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
幕府は老中罷免ひめんに対する反抗の意志を上疏じょうその手段に表白したばかりでなく、その鋒先ほこさきを「永々ながなが在京、事務にも通じた」というところの慶喜に向けた。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
翌朝上疏じょうそして王を諫議大夫に推薦し、そこで天子の諭旨を奉じて、たちどころに引きあげて用いた。
続黄梁 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)