“罷免”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひめん92.3%
くび7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのとき信温らに対抗しようとした人たちのうち国家老の萱野大学は詰腹を切らされ、ほかに五人の重職が罷免ひめんされたり罰せられたりした。
ちくしょう谷 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
幕府は老中罷免ひめんに対する反抗の意志を上疏じょうその手段に表白したばかりでなく、その鋒先ほこさきを「永々ながなが在京、事務にも通じた」というところの慶喜に向けた。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
丁度その頃、静粛で品行の正しいことをあれほど愛好した哀れな例の教師が、あまり馬鹿げていたためか、それとも何か他に原因があってか、とにかく学校を罷免くびになったのである。