“異儀”の読み方と例文
読み方割合
いぎ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
始め手代四人へ賄賂まいないつかはしけるに下役の黒崎くろざき又左衞門は異儀いぎなく承知なし又々願上の手續てつゞきを内々差※さしづしければ九郎兵衞は渡りに舟と再び願書ぐわんじよ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
以て招がれける此方こなたは思ふつぼなれば此度は異儀いぎなくまゐるべしと返答し諸司代の目を驚かし呉んものと行列ぎやうれつ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
以て御城代ごじやうだい堀田相摸守殿屋敷やしきへ明日天一坊殿いらせられ候樣にと申入ける此度このたび異儀いぎなく承知のおもむきの返答へんたふあり依て日向守殿には與力よりき同心へ申付るやう天一樣さだめし明日は乘物のりものなるべしされど御城代の御門前ごもんぜんにて下乘げじよういたさすべし若も下乘げじようなき時は屹度きつと制止せいしに及ぶべしと嚴重げんぢうにこそ申渡しあくる
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)