“理解”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りかい42.4%
わか18.2%
のみこ15.2%
さとり6.1%
わかり6.1%
りけえ3.0%
りげ3.0%
わけ3.0%
リカイ3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自己じこ現在げんざいつて經濟界けいざいかいつと變化へんくわしてるにかゝはらずれにたいして充分じうぶん理解りかいのないのがむしろより重大ぢうだいなる原因げんいんである。
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
ホンノ少しばかりでもいい、美鳥さんに理解わかって頂きたいばっかりに、このお芝居を思い付いたので御座います。
二重心臓 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
果然、市中には囂々たる騒ぎが持ちあがって、鼎の沸くが如き大混乱を来たしたが、誰一人この事件の片鱗すら理解のみこむことが出来なかった。
わが見し美は、あにたゞ人の理解さとりゆるのみならんや、我誠に信ずらく、これを悉く樂しむ者その造主つくりぬしの外になしと 一九—二一
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
出したいから出した迄だ、別に所以いわくのある筈は無え。親が己れの阿魔を、救主に奉ろうが、ユダに嫁にやろうが、お前っちの世話には相成ら無え。些度物には理解わかりを附けねえ。
かんかん虫 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
直下じきげに人の魂を見るとき、哲学者は理解りげかしらを下げて、無念とも何とも思わぬ。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
さあ段々絵を見ると其理解わけが聴きたくなつて、母が裁縫しごとなんかして居ると、其処そこへ行つては聞きましたが、面倒くさがつてナカ/\教へない。
いろ扱ひ (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
理解リカイノミ。生命イノチナシ。
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)