“獸”のいろいろな読み方と例文
新字:
読み方割合
けもの61.0%
けだもの29.3%
じう4.9%
けだ2.4%
やつ2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うつくしいてて、たまのやうなこいしをおもしに、けものかはしろさらされたのがひたしてある山川やまがは沿うてくと、やまおくにまたやまがあつた。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
多分、鏡臺の上にこぼれた白粉を、牡丹刷毛でくかどうかして、けだものの足跡そつくりの形が出來て、面白がつたこともあるだらう。
鐵車てつしや其樣そんことではビクともしない、反對はんたいじう彈飛はじきとばすと、百獸ひやくじう王樣わうさま團子だんごのやうにくさうへ七顛八倒しちてんばつたう吾等われら一同いちどうはドツとわらつた。
けだもののさまよふごとく
故郷の花 (旧字旧仮名) / 三好達治(著)
不斷ふだんは、あまり評判ひやうばんのよくないやつで、肩車かたぐるま二十疋にじつぴき三十疋さんじつぴき狼立おほかみだち突立つツたつて、それが火柱ひばしらるの、三聲みこゑつゞけて、きち/\となくとたゝるの、みちるとわるいのとふ。
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)