“火柱”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひばしら91.7%
ほぼしら8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これだけいって、こし般若丸はんにゃまるをひきいたが、その刀身とうしんは、いきなりまっにひかって見えた。うしろのほのおはもう高い火柱ひばしらとなっていた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その次の瞬間、弦三の眼の前に、瓦斯ガスタンクほどもあるような太い火柱ひばしらが、サッと突立つったち、爪先から、骨が砕けるような地響がつたわって来た。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
修験者崩れの火柱ほぼしら夜叉丸、浪人で悪の紫紐丹左衛門、女勘助に鼠小僧外伝、そこへ因幡いなば小僧新助を加えて、天明の六人白浪といい、後世にまでもうたわれた盗賊、その中の外伝と新助とが
血煙天明陣 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)