“獅子奮迅”の読み方と例文
読み方割合
ししふんじん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きょうよりは明日と物凄ものすごい加速度を以て、ほとんど半狂乱みたいな獅子奮迅ししふんじんをつづけ、いよいよ切り換えの騒ぎも、きょうでおしまいという日に
トカトントン (新字新仮名) / 太宰治(著)
彼はまたこれがために、今やドイツ人の暴虐を懲罰せんがため、獅子奮迅ししふんじんの勢いをもって軍国の大事に当たりつつある。
貧乏物語 (新字新仮名) / 河上肇(著)
かわす、跳びさがる——、さすがの彼も新九郎の獅子奮迅ししふんじんあしらい疲れて、またジリジリと浮腰になった刹那、木の根の濡苔ぬれごけを踏んでふらりとなったところへ
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)