“獅子口”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ろうやぐち50.0%
シヽグチ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ほう癇癪かんしゃくまぎれに獅子口ろうやぐちの厚い戸をドンと押し開けた。とたんに何か内部の異様を見たにちがいない。及び腰に上半身を中へ入れるやいな
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
言い捨てるやいな、大股に大牢の獅子口ろうやぐちへ駆け寄って行き、またも後ろの楽和へ、かみなり声を叩きつけた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
能楽の獅子舞には、本式に、赤頭アカガシラ獅子口シヽグチオモテをつけて出る石橋シヤクケウと、望月モチヅキ内外詣ウチトマウデのやうに、仮面の代りに扇をかづき、赤頭をつけるのとがある。
獅子舞と石橋 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)